随筆

随筆・TabNoteを使う

アメリカのテレビドラマを見ていると、 オフィスで1件もののフォルダーを取り出すのをよく見る。 日本と違ってどのオフィスでも共通していて、スマートなので、 これを使ってみたくなった。 といっても、ここは現代的に電子媒体を使う。GoogleApriにTabNote…

随筆・スマホの契約

筆者のスマホ契約は、 スーパーカケホーダイLプランだ。 この契約は月々変更でき、 今月はSプランにして、 先月の繰越を合わせて10GBほどが使えたが本日0になった。 ただし、0になっても1MBで使えるところが味噌で、 今これに期待しているのだ。 筆者はもう…

随筆・病室の必需品

病気で入院することになったらスマホだけは必需品だ。多くの病院の病室ではスマホの通話は禁じているが、通信は利用可能としている。 スマホの一番の使い道はメールやLineを使った外部との連絡手段の確保だろう。病室で必要なものを家族に頼んだり、知人への…

随筆・入院生活

病院入院と一口に言っても病気の種類や状態などによってさまざまであろう。ここでは検査などの簡単なものの私の場合の一事例を紹介しておこう。 先ず朝は6:00起床で、これは看護士が、病室の蛍光灯のスイッチを入れつつ体温と血圧を測りにくる。 次いで8:00…

随筆・寺田寅彦の随筆の面白さ

ずいぶん若い頃から一度、寺田寅彦の随筆集を読んでおきたいと思っていながら、ついに定年退職を迎えてしまった。時間ができて青空文庫に多くが収録されているのを見て、毎日1・2編続つ読むのが楽しみの一つになっている。 その魅力については、寺田の目があ…

随筆・スマホにする

5月に入院して数日後に突然、長年愛用の携帯電話が壊れてしまった。何もしたわけではないのに電源が入らないのだ。 かなり長く使っていたのであきらめてスマホに変えることにした。ただ入院中だったので契約手続きなどがやっかいだ。NMPを申し込もうにも電話…

随筆・続米テレビドラマ「エレメンタリー」を観る

「エレメンタリー」のシーズン1を見終わった。最後の2ピソードで、また思わぬ展開がある。 エピソード23ではイギリス時代のホームズとアイリーンとの深い恋愛関係が思い起こされ、これは双方とも永遠に続くと自覚している。ところが最後にアイリーンは実はモ…

随筆・癌だと語った人の話②

先日、入院するときタクシーに載って、ドライバーに行く先を告げたら、自分も来月には違う病院だが入院すると話し出した。 「実は腎臓がんで手術することになっています」という。手術前に抗がん剤は使ってないとのことなので、腫瘍は小さく、進行もそう早く…

随筆・癌だと語った人の話①

先日、友人の奥方(45歳)から電話があった。 何の話しかと思ったら、「私、癌になった」と告げてきた。何でも、病院で「喉頭癌の疑いがあるので検査を」と言われたとのこと。 症状を聞いてみると、食物を飲み込む時に喉に痛みがあるという。喉頭癌というと声…

随筆・米テレビドラマ「エレメンタリー」を観る

このところ、AmazonPrimeVideoでアメリカのテレビドラマシリーズ「エレメンタリー」を観ている。お馴染みシャーロック・ホームズもので、2012年に放映開始された。日本ではWOWOWとテレビ東京で1・2シーズンが放送されたようだが、Amazonでは現在1~5シーズン…

随筆・書きたかった小説

定年退職したら中国近代史を題材にした小説を書こうと思っていた。この分野を書く作家は少なく、にもかかわらず題材は多いからだ。 現在の代表的な作家と言えば、まず浅田次郎が挙げられるが、中国近代史小説4部作が完結してしまい、今後はわからない。唯一4…

随筆・地元でランチ

定年になって2年ほど過ぎたころから、地元のランチを食べ歩いてみようと思いたった。時間が有り余っていたし散歩をよくしていたので、ついでにという思いつきもあった。 ランチといっても店はたくさんある。多いのは中華系かもしれない。いわゆる町中華とい…

随筆・なんでらの人々

先日「なんでら」会の面々と一杯飲んだ。病気を考慮して我が地元の中華居酒屋に集まってくれるという何ともありがたい配慮だ。 後輩の男二人と女二人というのが中核メンバーで、この日も4人がばらばら集まってきた。職場の仲間ということもあり、話の大部分…

随筆・ゴールデンウィークに思う

今年(2019年)のゴールデンウィークは特別な連休になった。 最大の話題は改元である。4月30日をもって平成は終わり、翌5月1日から令和となり、このニュースは海外でも広く取り上げられたという。4月30日に天皇による退位の儀式が史上初めて行われたが、これ…

随筆・「孤独のグルメ」を見る

テレビのドラマを見る習慣が、なぜか若い時から全くない。それがある時テレビ東京の「孤独のグルメ」をたまたま見て、それがまた偶然インターネットのアマゾンのアプリで過去の全編を見られると知って、一月ほど費やしてそれを見るに至った。 このドラマはグ…

随筆・忘れられない看護士さんたち

2017年10月に東京医科歯科大学附属病院の呼吸器内科に人生で初めて入院してから、わずか1年半のうちに計らずも4度お世話になった。もちろん肺がんのステージ4という状況からすれば、やむを得ないことであることは承知している。 ところで、入院といえば医師…

随筆・野島先生のこと

野島寿三郎先生と初めてお会いしたのは2000年の多分寒いころだったと思う。20年近く昔の当時、先生はまだ60代、自分は50そこそこだった。 お会いしたのは、総武線小岩駅近くの線路下の、まだ開店間もない小料理屋だった。店のママは銀座のスナックだかを引退…

随筆・ムンクの「赤い蔦」

2018年10月から東京都美術館でムンク大回顧展が始まった。芸術の秋なのでフェルメールなど他にも美術展が目白押しだったが、かの「叫び」のポスターに引かれることにした。 「赤い蔦」は、壁が赤い蔦で覆われた二階建ての家を背景に、青ざめた顔色の人物を直…