随筆・米テレビドラマ「エレメンタリー」を観る

このところ、AmazonPrimeVideoでアメリカのテレビドラマシリーズ「エレメンタリー」を観ている。お馴染みシャーロック・ホームズもので、2012年に放映開始された。日本ではWOWOWテレビ東京で1・2シーズンが放送されたようだが、Amazonでは現在1~5シーズンを見ることができる。
シリーズの日本語サブタイトルは「ホームズ&ワトソン in NY」となっており、舞台はロンドンではなく現代のニューヨークであり、ホームズ(ジョニー・リー・ミラー)はニューヨーク市警の顧問という設定だ。
このシリーズで、ホームズの推理は何者にも勝る鋭い観察力が光るが、一方でホームズはヘロイン依存からの離脱者で、元外科医のワトソンが監視役(付添人)である。
斬新なのは、そのワトソンが中国系の女性(ルーシー・リュー)に変えられていることだ。ホームズは最初ワトソンを不要と突き放しているが、次第に必要と認めるようになる。
以上のほか、ドラマは原作と異なるところも多いが、全体的には原作のイメージは損なっておらず、お奨めできると感じている。