中国近代史・満州情勢

孫文は、1925年2月に、有名な「革命未だ成らず」の言葉を残して、北京で客死する。
他方、北京進軍を決行した国民革命軍に対して、満州国の建国を目指す日本が山東出兵によりこれに介入する。
1928年6月、東北三省を実行支配していた張作霖が革命軍に敗れ、敗走の際に日本軍の謀略により殺害されるが、張作霖の後継者張学良は国民政府に協力的だったため、中国はひとまず統一される。
だが日本の関東軍は、この機に満州建国の実現を狙い、柳条湖で満州鉄道の線路を爆破(満州事変)、中国側はこれを国際連盟に提訴するが、日本は国際連盟を脱退して、溥儀を執政(後皇帝)に満州国を建国した。