中国近代史・中国国民党と中国共産党

袁世凱が死亡すると、中華民国政府の実権は軍閥に握られるようになり、混迷を深める。
軍閥政府に対して、孫文は東京で結成された秘密結社的な中華革命党を、1919年に中国国民党に改称し、後に蒋介石がこれを引き継ぐ。
多方、五・四運動の過程で共産主義者のグループが表れ、1920年中国共産党が成立する。
両派は1924年に共同を図る(国共合作)が、蒋介石は国民革命軍を組織して軍閥割拠の終息を目指した。だが、これは中国共産党との対立も深め、北京以北が戦いの焦点となり、満州に触手を延ばそうとしてた日本との関係から勢力争いが複雑化していくことになる。