病気・不眠症④

ベンゾジアゼピン系の睡眠薬には次のような副作用がある。
▶持ち越し効果 睡眠薬の作用が翌朝以降も持続してしまう現象。午前中の 眠気、ふらつき、脱力、頭重感、倦怠感などを伴うことがある。
▶記憶障害 医師の注意を守らずに睡眠薬を多量に飲んだり、アルコールを 併用したりすると、軽い記憶障害がみられることがある。 ただし睡眠薬が体から排泄された後は記憶は正常に戻る。
▶筋弛緩作用 睡眠薬には多かれ少なかれ筋肉を弛緩させる作用があるり、 高齢者ほどこの作用が強く影響するため注意。 立ち上がる時に力が入らず、転んで骨折してしまう可能性も 。
▶奇異反応 ベンゾジアゼピン系の薬では、ごく稀に上機嫌で抑制を 欠いた行動をとったりする奇異反応がみられることがある。