病気・がん用語入門(6)

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(6)がんの進行度「ステージ」

がんの進行度は普通「ステージ」(病期)で表わされる。ステージ0が最も進行度が低く、ステージⅣが最も高いが、がんの種類によってはステージ0がないこともある。例えば肺がんはステージⅠからⅣに分類される。

ステージは、①がんの大きさ(広がり)②リンパ節への転移の有無③他の臓器への転移、の各程度を基準に、次のように分類されている(㈱GMS がんメディカルサービス「最新がんブログ 病理医が診断する癌のクラスとステージ」https://www.g-ms.co.jp/blog/class_and_stage から引用)。

ステージ0 がん細胞が粘膜内に留まっており、リンパ節に転移していない。
ステージ1 がんの腫瘍が少し広がっているが筋肉の層までで留まっており、リンパ節に転移はしていない。
ステージ2 リンパ節に転移はしていないが、筋肉の層を超えて浸潤している。または、がんは広がっていないがリンパ節に少し転移している。
ステージ3 がんの腫瘍が浸潤しており、リンパ節への転移が見られる。
ステージ4 がんが離れた他の臓器へ転移している。
 なお、各期はさらにA、B、Cに細分されることもある。例えばステージⅠをⅠA、ⅠBのように分ける。さらにA、B、Cの後に1、2、さらにⅢA1(ⅰ)、ⅢA1(ⅱ)のように細分することもある。