病気・がん用語入門(4)

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(4)「血液がん」

「固形がん」に対して、造血器から発生するがんを「血液がん」と呼ぶ。

「血液がん」には、癌腫や肉腫のほかに、血液をつくる臓器(造血器)である骨髄やリンパ節から発生する、白血病(骨髄内の造血組織に生じるがん)、リンパ腫(リンパ球(T細胞やB細胞)に生じるがん)、多発性骨髄腫(「形質細胞」という種類の免疫細胞に生じるがん)、黒色腫(メラノーマ。皮膚に色調を与える色素であるメラニンを産生する「メラノサイト」に生じるがん)などがある。