由来案内・江戸川平成庭園

江戸川行船公園内に、日本庭園と源心庵からなる平成庭園がある。
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江戸川平成庭園
この庭園は、昭和八年故田中源氏から寄贈された行船公園の一部を構成し、平成元年三年改修落成しています。
日本庭園
行船公園の北側に位置し、敷地面積一万二百平方メートルの築山池泉回遊式庭園です。
四季を通じてさまざまな変化を楽しむことができ、見どころはなんといっても水辺を巡る景趣の多彩な点にあります。
湧心池から湧き出す清涼が、せせらぎとなって流れ込む潮入の池は、江戸期の庭園に多く見られた特色のあるもので、東京湾の潮の干満にならって池の水位を上下させ、庭園の風景に変化をもたらせる工夫がなされています。
池辺をめぐる散策路は、つつじ山から深山幽谷をおもわせるもみじ谷と導かれ大滝を眼前にのぞみながらひろびろとした広場芝生へ至ります。
源心庵
純日本建築の数寄屋造りで、ニニ六平方メートル(六ハ坪)の広さをもち、月見台が大きく池へ張り出した浮見堂の形式で建てられています。
外装は京じゅらく色の吹き付け壁、屋根は銅板吹きでゆるやかな波を表現し、”むくり”のついた入母屋となっています。
池泉を眺望する和室や立札席は、本格的な茶会など、日本文化の伝統を受け継ぐ催の場としてご利用できます。