映画雑感・ウィンストン・チャーチル

日本語のサブタイトルに「ヒトラーから世界を救った男」とつけられたこの作品は、第二次世界大戦におけるイギリスの戦時内閣で、最後までナチスに屈しない姿勢を貫いたチャーチル首相を描いたものだ。映画ならではのデフォルメは多いが、全体的には歴史に沿ったものであるようだ。
国民の命を救うためナチスの軍門に下るか、内戦になって大きな犠牲を払ってもあくまでもイギリスの誇りを守るか、という選択はどうしても日本に置き換えてみたくなってくる。
この作品でチャーチルを好演したゲイリー・オールドマンアカデミー賞主演男優賞を獲得しているが、同時に日本人の辻一弘が日本人として初のメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞したことも記憶に残る要因となった。
(鑑賞メディア:AmazonPrimeVideo 字幕版)