病気・血液検査用語入門(1)

本編は血液検査の知識に関する基礎以前の用語について述べるものである。
筆者・青山庵は、この方面について素人であるため、内容の保証はできない。
これらを前提に、内容の再利用は本編出典の明示を希望するものの、基本的には自由に行ってかまわない。ただし、他文書の出典を明示している箇所は、この限りでないので、注意されたい。
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https://www.tfk-corp.co.jp/ketueki/ketueki%201.htm

(1)赤血球とは

赤血球は、身体中の細胞に酸素を運び二酸化炭素を運び出す(ガス交換作用)はたらきをしていて、血液中の有形成分の大部分を占めている。

貧血の大半は、この赤血球が足りないために起こる細胞の酸欠状態のこと。貧血でボーッとしたり大量に出血したときに息苦しくなるのは細胞が酸欠になるため。 赤血球検査では、1立方ミリメートルのなかの赤血球の数を調べる。

検査結果が正常でないときに疑われるのは、①減りすぎている場合は貧血(貧血の詳しい分類については血色素〔ヘモグロビン〕の項を参照)②増えすぎているときは多血症。