由来案内・十方普覚寺の瑠璃牌坊

北京植物園内の奥に釈迦涅槃像を安置する十方普覚寺がある。牌坊(パイファン)は門の一種で、日本でいえば神社の鳥居のようなものだ。
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琉璃牌坊建于清乾隆年间,四柱三间,单檐歇山黄琉璃瓦顶,饰以黄绿琉璃瓦,华丽精美,五彩斑斓,突出地表现了清代皇家寺院的恢宏气势。牌坊上镶“二龙戏珠”琉璃图案,栩栩如生。牌坊正面镌有“同参密藏”四字,背面为“具足精严”四字,均为乾隆皇帝御书。
(拙訳)
琉璃牌坊は清の乾隆年間に建てられ、4本足、屋根の黄色の琉璃瓦を黄緑の琉璃瓦で飾り、華やかで美しい色彩が入り交じり、清代の皇家寺院の華美さが見られる。牌坊の上部には二匹の竜が玉に戯れる様子が生き生きと描かれている。牌坊の正面の「同参密藏」の4文字、背面の「具足精厳」の4文字は、乾隆帝の手になるものである。
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上の訳は原文が余りに古風然としているため、かなり大雑把な意訳になってしまった。
牌坊は日本でも中華街の入口などに見られるが、十方普覚寺の牌坊ほどどっしり構えたものは珍しいように思う。