北京の伝説・礼士胡同の由来

京城の東四路口をわずか南に行った東の礼士胡同は、伝記の彩りに富んだちょっと有名な胡同だ。
明清時代、ここはラバを売る市場で、「驢市胡同」と呼ばれていた。
胡同の木の根のように堅い杭には、ロバがつながれている。
売る者が傍で待ち、買う者はその間をまわって選ぶ。
ある人はロバの口を開けて年齢を観察する。
興味深いのは値切る方法はみんな違っていて、取引は袖あるいは襟下で「謎かけ」して、指先で「対話」し、値段交渉する。路旁有钉铁掌的。道端では釘を打っている。
鉄を打つ火の傍らには、鞴(ふいご)があり、火花が飛んでいる。
鍛冶屋がハンマーを打つ、トントンという軽快な音が響いた。
獣医がいなくて、革製品を売る者がうろうろする……清末の宣統年になって間もなく、このらば市場は廃止され、人々はらばの発音に似せて「礼士胡同」と呼んだ。
「礼士」の二文字は「礼賢下士(賢者や学者を冷遇すること)の熟語を思い起こさせる優雅な名称だ。
(“北京这条传奇的胡同”https://mp.weixin.qq.com/から拙訳)