由来案内・柴又七福神

映画「男はつらいよ」で有名な葛飾区柴又には柴又七福神があり、良観寺に布袋様の立派な石像がある。葛飾観光協会名の立札には次のようにある。

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当山の宝袋尊は、江戸時代の初期に商人が都からの帰りに、山中で日が暮れ、民家の宿を借り一夜を明かしたが、民家と思ったのは大木のうろの中で、驚いてうろの中を見渡すと布袋尊がおられた。尊像を店に持ち帰りお祀りしたところ、商いは大いに繁盛した。この御利益を大勢の人々のお役に立てたいと発願し、宝袋尊と称して当良観寺に奉納せらるに至った。
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布袋尊は、元は中国に実在し弥勒菩薩の化身として信仰される。日本では、清廉潔白、大気度量を授ける福の神とされるという。
良観寺は柴又帝釈天参道より柴又街道を金町方面に行くと、京成金町線の線路の向い側にある。たまに七福神巡りのグループなどが訪れるようだが、帝釈天近辺とは打って変わって静かな寺である。